コーギー向け車椅子、既存製品を評価

こんにちは、管理人です。
先日Twitterにてお知らせしましたとおり、オーダーメイド「でない」既存製品の犬用車椅子を何点か紹介、管理人独自の視点で解説する記事を配信いたします。

余談ですが「製」と「制」には明確に使い分ける条件があるんですが、皆さんご存知ですか?
気になったらこの記事をお読みになった後、調べてみると面白いですよ。

現在でも検索さえすれば汎用の犬用車椅子レビューサイトが出てきたりしますが、特にランク付けは他のクレカレビューなどと同様に概ねアフィリエイト報酬の高い順に並んでいたりすることもあり、信憑性に疑問が残ると管理人は考えています。

殊に「犬用車椅子ランキング」など1人の飼い主が幾つも購入するはずがないので余計に信頼ができません。

「いや、管理人も同じだろう?」

というお話はご尤もなのですが「これを買ってもらいたい」という意図がない分、より公平な評価したいという姿勢を汲んで考えてくださればありがたいです。製作者側には耳が痛いこともちゃんと書きます。
なお、表記の価格は2021年8月上旬のもので今後変動する可能性があります。

K-9Carts社製品

アメリカで生まれた企業からの厳密にはオーダーメイドとも言える製品。飼い主様側で採寸を行なった上で発注を行うという手順が一般的なようです。特殊な体型の場合、カスタマイズを行いオーダーメイドとなるようです。
老舗としてのノウハウも蓄積されており、採寸さえできれば正規日本代理店も多く通販で購入できるので手軽さはあります。見た目のフレーム構成がか細いので不慮の衝撃に耐えうるかが不安要素です。
既存製品でサイズが見つかれば中古を安価で手に入れることも可能かもしれません。レンタルも可能なのですが一般コギさんサイズは1ヶ月8,000円超程度なので3年の闘病を仮定すると割高です。

 価格(消費税込):99,000円前後(Yahoo!ショッピング参考)
 4輪化:補助輪追加パーツ購入により可能

PaletteLife ドッグウォーカー


PaletteLife社という主に家具やアウトドア製品を扱う会社が販売している犬用車椅子です。
後肢に台があり一見便利そうに見えますが外で排泄する習慣があるコギさんだと(特に女の子は)尿が溜まることがありそうです。価格は手頃で買いやすいのですが、検索しても「PaletteLife」という企業、もしくは商標に関わる公式ページが(僕の力では)見つからず、故障時の補修やメンテナンスなどの情報が得られないため、DIYの経験がある方向けとも言えるでしょう。サイズ調整幅も3段階と狭く、実物を見られない状態ではフィッティングも難しいと感じます。
Amazon内だけで完結してしまっている名称である可能性があります。DM闘病を主眼に置くと管理人的にはお勧めできないものです。

 価格(消費税込):20,000円前後(Amazon参考)
 4輪化:拡張性の記述がないためおそらく公式的には不可

歩犬舎の車椅子

こちらの車椅子もオーダーメイド寄りではありますが、体型に応じた区分けが明確にされていることから既成製品の派生型として紹介させていただきます。
大阪に受注元があり採寸情報を元に実物の配送を行うという手順となるようです。4輪への改造も可能で長くお付き合いでき、よく走るコギさんのためにフレーム周りに緩衝材がつく等、使い勝手が良いアイテムと考えています。ただ、公式HPを熟読しますと一定の保証期間に関する記述がなく、購入後短期間で過失によらない破損をした場合の取り扱いが明確でないところが気になります。購入を検討の際には電話ではなく証拠として残るメールでのやり取りをお勧めします。また動かなくなってしまった四肢を保護する部材がついていないので飼い主様側で用意する必要がありそうです。

 価格(消費税込):41,800円+離島除く送料2,000円(公式HP参考)
 4輪化:別途料金にて可

Amazonの方が安価に手に入れられますが(こちら)4輪へ移行の場合は新規で購入の必要性を感じます(ご購入の際に確認するのが良いでしょう)。

その他

Amazonにて「コーギー 車椅子」で検索した結果、こうなります。
少し前に通販サイトのやらせレビュー問題が取り沙汰されました。ネットを使う生活の知恵として

 1、聞いたことのない会社「らしき」販売元であったり
 2、似た商品と比べて異常に高評価なレビューがたくさんついていたり
 3、検索にヒットさせようと涙ぐましいほど必死に単語を羅列していたり

している商品には関わらない方が安全です。まず粗悪な品物です。FitBitの紛い物で管理人も3,000円ほど痛い目に遭いました。

全てがこれに当てはまるわけではないかもしれませんが、これから苛烈な闘病を強いられるコギさんを想えば多少の労力なら厭うべきではないと管理人は考えています。

昨今では、米中貿易摩擦などと言われていますがアメリカ産のプラットフォームで中国(圏)業者が暴れ回るという構図は非常にシュールだなぁと冷めた目で世の移ろいを眺めています。

ともあれ、当のコギさんが快適になるかどうかが最大の判断基準、ただ経済的に難しい場合もあります。「折り合いをつける」という選択肢もあっていいと思います。投げたボールをコギさんが持ってくるようにいつも心のボールも飼い主様の手元にあるんじゃないでしょうか。

そんな気持ちでこの記事をお届けした次第です。

それではまた。

コーギーさんと健やかに

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