改正動物愛護法が施行されました
みんなで楽しく過ごしますよ
本日、2020年6月1日より改正動物愛護法が施行になりました。
環境省から発表になっている改正点についてはこちらをご参照ください(別ウインドウで開きます)
大まかな変更点ですが様々な動物愛護団体の請願により実現したものが多数あります。その中でも販売者、繁殖業者、飼育者に大きく影響があると感じた部分について抜粋します。
<販売者、繁殖業者関連>
・関連法規違反による罰則規定の強化
・登録取消後再登録までの再登録禁止期間延長
・販売時における「事業所」にて「対面による」生体の適切な説明の義務化
・例外を除き生後56日(8週間)経過未満の生体の販売禁止
・マイクロチップ埋め込み義務化
<飼育者関連>
・管理不能となる程度への繁殖制限(不妊手術等)義務化
・動物虐待に関する刑罰の厳罰化
・マイクロチップ埋め込み努力義務新設
・飼養の放棄による罰則強化と定義の明確化
こんなところでしょうか。
日本語で書かれた法律というものは昨今のトピックから見ても多様な解釈が可能です(皮肉)。
しかしながら今回の改正はまあ「良心から来る常識的な範囲」での運用が望めそうです。特にマイクロチップが埋め込まれることで迷い犬猫、動物の遺棄に関する問題は大きく改善するものと期待しています。
管理人が少し気にしていることは当然、当サイトに関連するものですが
・DM発症に関わる療養はどこまで行う必要があるのか
・車いすで歩く犬さんを虐待と勘違いする方が日常的に存在する問題の解決
法律が施行され運用されるに従って様々な事例が一気に噴出すると思いますが、当サイトでも関連機関に確認を取るなどして、運用方針などが明確になり次第逐一報告させていただきます。
特に2番目についてはTwitter等SNSでも啓発が可能だと思いますので、積極的に発信していきたいと考えております。
人間を幸せにできない政府がその他の動物を幸せにできるのかという素朴な疑問はこの際置いておいて、この請願を提出し法改正の流れを作っていただいた団体及び個人の方々の尽力に感謝いたします。
ただ、一番キモとなっていた取扱業者の登録制から許可制への変更が叶わなかったのは残念です。今後の中央、地方議員の動きに期待したいところです。