管理人暴走、サイト公式ソングを勝手に選定
あんころの皆様こんにちは。
ええと「あんころ」というのは歌手・KOKIAさんファンたちの俗称でございます。
KOKIAさんといえば「泣ける2ちゃんねる」シリーズのBGM「ありがとう」でネット界の話題をさらうも根付かず、ゆずの「栄光の架橋」が国民的ソングになる裏でアテネオリンピック日本代表選手団公式応援ソング「夢がチカラ」をリリースしてしまうなど、異常な実力派な割に不遇な感じがあるシンガーソングライターさんでございます。
なんとなく名前や曲は知っている、という方も多いかとは思います。かく言う管理人も昔はKOKIAさんの楽曲や歌詞、またその歌唱力に魅了されていたのですが、ある悲劇的な出来事がきっかけなのか曲調や歌詞の作風が変わってしまい管理人自身は距離を置くようになっています。ただ管理人がまだ熱烈ファンだった頃に強烈に印象に残っている曲を当サイトの公式ソングといたしましたので、ご報告とその曲の素晴らしさを綴ってまいります。今のKOKIAさんが嫌いになったわけではなくもっと世に知られるべき方だと今でも感じています。
曲名:「大事なものは目蓋の裏」
という曲(2003年11月12日リリース)です。歌詞はいろいろサイトで調べられますが、ひとまずオリコンの歌詞サイトをリンクしておきます。
一見するとやや死生観が入り込んでおり、DMと闘うコーギーさんには不似合いとお感じになる方もいらっしゃるかもしれません。亡くなることが前提っぽく縁起が悪いというご意見もあるかと思います。それでもこの曲を公式ソングとしたのは「闘いの毎日は明日には必ず過去になる。でもそれを忘れない、忘れたくない飼い主様の心情に寄り添うものとも言える」と考えているからです。
DMと闘う毎日を過ごしているコーギーさんも飼い主様も心ある生き物ですから「しんどい日」というものは常に潜んでいることでしょう。ただ、目を閉じてもっと元気に野原を駆け回っていた頃を思い浮かべることは容易であり、その日々に思いを馳せることでまた立ち直ることができることもあるのではないかと管理人は考えています。
置かれた現状は辛いものではあるにせよ、「今日」が始まり必ず24時間過ぎれば形式上の「日付」が変わります。仮にこの概念だけを取り出して「昨日」を「過去」と位置付ければそれはもう「思い出」に置き換えることさえもできるのではないかという意味です。
歌詞の中に「離れることで近くなった」という一節があります。DMと闘う日々はこの一節に集約されているとも言えるのではないでしょうか。飼い主様がDMと闘うことと通してコーギーさんに対する愛情や互いの信頼を再認識する瞬間がきっとあるのではないかという管理人なりの見解です。
KOKIAさんは決して「離れる」ということは「この世を去る」という直接的な意味だけだと表現したものとは考え難いのです。KOKIAさんの楽曲には聴く側に解釈を(いい意味で)放り投げるものが多く、その解釈についてKOKIAさんご本人が語られることは非常に少ないです。
そんなことも手伝って管理人なりの解釈を付け加えたうえで、当サイトの公式ソングとして選定した次第でございます。なので歌詞の内容については多くを語りません。介護を終えられた飼い主様もこれを聞いて目蓋の裏にコーギーさんを映し出すことがあり、それはきっと大事なもの。
人生はコーギーさんのそれより遥かに長く設定されてしまっています。そして感情がある分、喜怒哀楽を深く心に刻み込んでしまうため時には傷がついてしまい、その喜怒哀楽が一生ものにもなることさえあります。それが何らかの思い入れのある誰かの「作品」で一時的でも修復される可能性があると言えるでしょう。そんなことが一番できそうな「作品」を当サイトの公式ソングとしたということでございます。ご理解ください。
YouTubeでも試聴程度で聴けますが、本来は権利者の許諾がない限り著作権侵害であり推奨しません。何よりアーティストへの実入りがありません。お気に召しましたら是非お手持ちのプレイリストに加えていただければと思います。
また、非公式でKOKIAさんの了承は取っておりません。
ちなみに今、耳からはTOHKOさんの「ふわふわふるる」が流れています。あ、「メモリーグラス」に今変わりました。水割りをください。