コーギーと共に生きる【DMへの心構え】

こんにちは、管理人です。短期連載の2回目になります。
今回は「DMに発症前も含めどう向き合うか」という観点から記事をお送りします。

当サイトに初めてお越しの方は前回の記事からお読みになることをお勧めします。


DMは神経系の遺伝病で徐々に神経の伝達が行き渡らなくなることで肉体の力を徐々に奪っていきます。現状その進行を防ぐ手立てはありません。その代わり痛みを伴いません。
コーギーに多い遺伝病であり、リスクのある遺伝子を保持しているかどうかを調べることもできるようになったということは前回の記事にも書きました。コーギーは比較的活動的で表情が豊かです。そしてその体躯のフォルムに人気が集約されているといっても過言ではないでしょう。それなのに、そのフォルムがかえってDMでの悪影響をより大きく受けてしまうというのは皮肉なものです。

最初の報告はジャーマンシェパードに発症の傾向がみられる、というところからDMの認知は始まっていると聞きます。ヒトとサルの遺伝子の違いはわずかに1%程度と言われていますから、同じ「犬」という括りで考えれば遺伝子のミスコピーとも言えるこの遺伝病はほんのわずかな違いでしかないでしょう。それを特定するにはあまりにも調査対象が広すぎ、それでいて紛らわしいために研究に困難を極めているのだろうと管理人は感じています。
治療法はおろか、発症のメカニズムすら解明されていない今、DMの可能性をはらんだコーギーさんと暮らすということはそれなりの覚悟が必要ということを管理人として申し上げておきたいと思います。もしDMを知らないままコーギーを受け入れた飼い主様も恐れることなく、ぜひ楽しい毎日をコーギーさんと送ってください。
いくつか皆様のTwitterなどで話題に上っている雑誌を読んでみるのも良いでしょう。2冊ご紹介しますね。
 

気に留めておくべきは雑誌やペット生体販売企業などはイメージ商売ですから、ネガティブな話題であるこの遺伝病のことをあまり書きたがらないかもしれません。「こんなはずではなかった」と頭を抱えないために、どんな生き物にも大なり小なり障害は付き物という認識を持つことをお勧めします。
人間でさえ人生の折り返し地点を過ぎる頃には生命の維持という意味合いの「健康」への興味が強くなり、定期健診やがん保険の加入などを考慮し始めるのです。日々を当たり前に生きていると忘れてしまいがちですが、この世に生まれ落ちた生命は時を経るごとに何かしら心身に異常をきたすようできているのです。
それがコーギーさんにはDMという病が一番顕著であるということです。ヒトには癌が多いようにコーギーさんにはDMが多いのだ、という認識を持っているだけで発症の時に起きる悲しみや恐れが少し軽くなるのではないでしょうか。
と、こう書くと今まさにDMと闘い心が負けそうな方には厳しい言い方になってしまいますが「ペットを飼う」という行為は現代ではそれだけの苦労もあり得るのです。寝たきりになってしまった後のDM介護は人間の生活サイクルを脅かし悪い影響を与えることもしばしばあり、管理人もそういった状態に陥りました。それでも我が家のロンさんを失って思うことは「叶うならもっと一緒にいたかった」という気持ちです。
これは傍らに動物をおいて短くない時間を共に過ごし、失った方ならほぼ一度は思うだろうことです。今、DM介護で疲弊している方、お辛いことは体験者ですので分かります。それでも飼い主様が手を差し伸べてあげないと命を永らえることができない状態になってさえもその手を休めないことは今、地球上に住むヒトが失いかけている温もりをしっかりお持ちの方だと感じます。
管理人、いや僕からすれば尊敬に値します。僕にはそれを全うできなかった後悔があります。僕みたいにならないでください。

あったかいとホッとしますよ


適切な処置を繰り返していけばDMを発症したとしても事前に飼い主様が身構えておくことで不治の病ですが当のコギさんの生活を穏やかにすることはできます。その情報を集める方法はとても多くなりました。
そして老いた犬の介護を取り巻く環境はロンさんを介護していたころと比べて格段に良くなりました。ビジネスという側面が付きまとうことはある程度仕方のないことで、この環境は甘んじて享受すべきでしょう。ビジネスは永続的ですが犬の一生はそれに比べてとても短いので、その「瞬間」とも言える状況に最善を尽くしてほしいと管理人はいつも、誰に対しても願っています。
もしDM発症の疑いが見えてきたとき「そうか、来てしまったか」と達観にも近い気持ちで臨めると良いのですが、感情はそう動いてくれないことも多いです。2代目、3代目とある程度コーギーを飼われている方は本当にすごいパワーをお持ちだと感じます。

冒頭で書きましたがこの病気は痛みを伴わないために本人(犬)にも何が起きているのかわからないのです。コーギーという犬種を受け入れようとお考えの方、まだ若くて元気なコーギーと共にお暮らしの方に初めてDMという病気を知ったという方もいらっしゃるでしょう。
いつぞやに書きましたが「DMは不治の病ではあるけど、これまでのコーギーさんに対する恩返しをする時間をもらうことができた」と捉えてほしいのです。
生前ロンさんの友達犬様はロンさんと楽しく川遊びをした翌日に不幸にも交通事故で命を落としました。これは決して事を比較すれば楽になるという意味ではなく恩返しを命あるうちにできることはとても幸福なこと、というメッセージと受け取ってください。
これまでは比較的淡々と記事を皆様へ有用と思える内容として配信してきましたが、たまにはこんな感情に任せた記事もよかろうと勝手に思うのでした。皆様の心に届けば幸いにございます。

それではまた。

コーギーさんと健やかに

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